夫婦喧嘩は犬も食わない…と言ってもいられない

夫婦喧嘩が犬も食わないという言葉がありますね。

今回はこのことについて、会話の仕方という観点から、相手の心理がどう反応するのかについて書いてみます。

故事辞典で注釈を調べると、「何でも食う犬でさえ見向きもしないという意から、夫婦間の細かい内情などは知りがたいものだし、すぐに元に戻るようなことなのだから、ほうっておけばよいということのたとえ。」と出てきます。

確かに他人からすればその通りなのだと思いますが、今のこの国が抱える夫婦の事情から考えると、そうとも言えないというのが私の思うところです。

夫婦喧嘩の原因は会話が噛み合っていないから


夫婦のカウンセリングをしていると、離婚寸前という状態で来られる人がよくおられます。

もちろんその状態で行われる二人の会話は、たしかに噛み合っていません。

喧嘩していても、そうでなくても、この会話が噛み合うというのが私はとても大切に思っています。

こんなことを書いていると、夫婦のカウンセリングをしていて、気になった会話を思い出します。


妻「なんかイライラしちゃうのよね」

夫「体調悪いからだろ。夜中ゲームばっかりしてるからだよ。」

妻「でもなんかやめられないのよ」

夫「そんなこと言ってるから変わらないんだよ」

妻「そうやって私の話をいつも聞く気がないんでしょ!」

夫「だからこうやって先生の前で聞いてるだろ!」


なんだか公開で喧嘩を見せられている感じです。

夫婦喧嘩を仲直りさせるのは、聴く姿勢


どちらが悪いとか、何が問題だとか決めて話をするのは簡単です。

しかし、ちょっと冷静になって自然に反応してしまう自分を抑え、相手が言おうとしていることは何なのかと、耳を傾けてみると違うものが見えてきます。

会話が噛み合う為には、相手の言っていることについて、一度意味を受け取ろうとする姿勢が必要になるわけですね。

このときは実際、私から後でご主人に対し(依頼者はご主人だったため)「奥さんが悪いというのはわかりますが、責められ続けても変化するものではないですから、まあ日頃のストレスを自分に向けず、ゲームで解消してくれてるくらいに考えてみたらどうでしょうか」とお伝えしたところ、

「え?僕が責めると変わらないんですか?」

と言われ、ちょっと対応を変えるように試してみますと言っていただけました。

実際、この夫婦は数年経った今、無事に共存できています。

どのような状況であっても、そこには本人なりの理由が存在する

そう思って何がそうさせるのか、聞いてあげることがとても大切なんだと思います。

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